ジャポチカバの味と健康効果



味と健康成分

 

 

ジャボチカバの実は、大きめの巨峰ほどもあって、皮を剥くとライチのような透明な果肉が出てきます。南国の芳香があり、口に入れれば強い甘みを感じます。マスカットに似た感じです。

 

ただし前述の通り、生の状態では劣化が早いので、なかなか流通しにくいという弱点があります。そのため加工は盛んで、ジャム、アイスクリーム、ジェラート、ジュース等でもおおいに活用されています。

 

フルーツケーキの材料にしても美味しいですし、ヨーグルトやスムージーにしても相性は抜群。独特の柔らかい香りは、他のどのフルーツとも異なり、かつ上品です。

 

生で食べる際は中の半透明の部分を食べますが、ジャムにするのは周りの赤紫色の部分も加えて使います。そのため、ジャムだとブルーベリージャムにも似ています。このジャムが非常に美味しく、程よい酸味、独特の香りが楽しめます。

 

外観はブルーベリージャム風ですが、これにフルーツたっぷりのサングリアを加えたような味です。

 

まだ日本では珍しいフルーツなので、詳しい栄養成分については明確になっていないのですが、財団法人食品環境検査協会によれば、ビタミンC:27mg/100g、全ポリフェノール:0.41g/100g(種子を除いた果実全体)が確認されています。ビタミンCはパイナップルと同程度含まれていることになり、ポリフェノールはブルーベリーよりも多いということになります。ブルーベリーが0.3g/100g台です。ジャボチカバのポリフェノール含有量は確かに優れています。